夜間頻尿

【超まとめ】夜間頻尿の原因と対策!夜のトイレの悩みを徹底調査!

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睡眠を邪魔する夜間頻尿

寝ている間に何度もトイレに行きたくなる・・・こんな経験はありませんか?最近では、お年寄りだけでなく20代30代の若い方も、夜間頻尿に悩まされている方が多いです。

今回は、夜間頻尿の原因について詳しくご紹介します。

 

夜間頻尿の定義と排尿回数

夜間頻尿とは【夜寝ている時に1回以上】トイレに行く為に起きなければならない状態の事を言います。50歳以上の方であれば、2回以上夜に起きてトイレに行く場合、夜間頻尿と診断されます。

夜に尿意を感じて起きてしまう事で、睡眠の質が低下し、日常生活に支障をきたすようになります。

排尿機能学会の推定によると、日本では4,500万人が夜間頻尿で、「生活の質にまで影響している」と感じている人は、60歳代だと男性の約80%女性の約40%にものぼると言われています。

 

 

健康な時はなぜ夜にトイレに行きたくならないの?

睡眠中は尿意を抑える「抗利尿ホルモン(バソプレシン)」が分泌されます。そのため、通常は睡眠中に尿意を催すことはありません。

この抗利尿ホルモンが睡眠中に分泌されると、腎臓はあまり尿を作らなくなります。そのため、朝までトイレに行かずに寝る事が出来るのです。

逆に毎晩1回でもトイレに行きたくなって目が覚める、という時点で、既に”全く異常なし”とは言いきれない状態と言えます。

抗利尿ホルモンは、加齢の進行によって分泌量が減る傾向があり、その結果睡眠時にも起きている時と同じくらい尿が作られて、夜に尿意を覚える事もあります。

 

 

夜間頻尿の原因

夜間頻尿の主な原因は3つのグループに分かれます。

1:加齢の進行によるもの
2:病気によるもの
3:生活習慣によるもの

まずは、ご自身の夜間頻尿の原因を的確に把握する事が、改善の糸口となります。

 

1:加齢の進行による頻尿

加齢による頻尿の原因は下記のようなものです

  • 抗利尿ホルモンの分泌量変化
  • 閉経後のホルモンバランス変化(女性)
  • 腎濃縮機能の低下
  • 膀胱容量の低下
  • 骨盤底筋の筋力低下

骨盤底筋はトレーニングで鍛える事が出来ます。また、膀胱容量の低下には膀胱訓練が効果的といわれています。

>>骨盤底筋のトレーニング方法

 

 

2:病気による頻尿

頻尿の症状には実は病気が潜んでいるかもしれません

 

過活動膀胱と夜間頻尿

 

慢性前立腺炎(男性)

慢性前立腺炎とは主に非菌性の前立腺炎で、前立腺の炎症が慢性化する症状の事です。

非細菌性慢性前立腺炎は、文字通り慢性前立腺炎の症状が長期的に続くのに、原因となる菌が特定できない場合に診断される病名です。

悪化すると【頻尿】【尿道の不快感】【排尿困難】【腰痛】などの症状が続き、夜もおしっこのために何度も目覚めることがあります。

>>慢性前立腺炎の原因や症状、治療方法をわかりやすくまとめました

 

前立腺肥大症(男性)

前立腺とは、男性のみに存在する生殖器のことを指します。膀胱の真下にあり、尿道を取り囲むかたちで存在する。クルミほどの大きさで、重さは数十グラムくらいです。

前立腺の役割はまだ解明されていない部分が多いですが、主な働きとしては前立腺液を分泌したり、精嚢から分泌された精嚢液を精巣で作られた精子と混合し精液を作り、射精における収縮や尿の排泄などの機能を担っています。

主に加齢とともに男性の前立腺は肥大しやすい傾向にあり、肥大すると尿路(おしっこの通り道)を物理的に圧迫することで残尿になったり、頻尿になるケースが多いです。

>>【超まとめ】前立腺肥大症の原因・症状・治療方法を徹底調査!

 

高血圧症と夜間頻尿の関係

夜間・早朝高血圧による頻尿のメカニズム

夜間頻尿の原因として、塩分に対する腎臓の働きが関係しているケースがあります。

通常、腎臓は血液中の塩分が多い場合、夜間に血圧を上げる物質を分泌します。

血管内の圧力を上げることで、その圧力を利用して塩分と水分を搾り出し、尿として排出してしまおうとする働くのです。

結果、腎臓の働きで夜間から早朝に血圧が高くなり、尿量も増える可能性があります。
つまり、夜間・早朝高血圧の人は【自分の体を守る為に腎臓が頑張っている】ことで、夜間頻尿になっているのかもしれません。

 

夜間・早朝高血圧の治療

夜間・早朝高血圧の治療には、血管内の圧力と塩分に対する腎臓の反応を抑えるために下記2つの治療を行います。

  • 塩分摂取を減らすこと
  • 利尿薬を服用する

 

頻尿なのに治療に利尿薬を使う!?

と思われるかもしれませんが、利尿薬により血液中の水分と塩分の排出を促し、昼間のうちに尿をたくさん出して血圧を下げる事で、夜間の血圧上昇と尿の生産を抑えることに繋がります。

また、高血圧症に使用される利尿薬は心不全の治療などに使われるような作用の強い薬ではない事が多く、服用しても、ものすごい量のおしっこがでるわけではありません。(個人差はありますが)

 

 

心疾患と夜間頻尿の関係

心不全により心臓のポンプ機能が低下

隠れ心不全の人が夜だけ頻尿になるメカニズムは下記のとおりです。

①心臓のポンプ機能が低下
②昼間立って過ごしている間、血液が心臓に戻りづらく、下肢のむくみが生じやすくなる
③夜、横になると下肢から心臓に血液が戻ってくる
④大量に戻ってきた血液を心臓がなんとか排除しようとする
⑤心臓が利尿ホルモンを分泌し、腎臓が尿を活発に生産し始める
⑥夜間頻尿になる

下半身に溜まった血液が戻ってきて、心臓のポンプ機能に負担がかかると利尿ホルモンが出ます。
寝る前の足のマッサージなどで、むくみを取ってから就寝する事が夜間頻尿の対策の一つとして挙げられているのはこのためです。

 

糖尿病と夜間頻尿の関係

高血糖状態による尿量の増加

高血糖状態が続くと、喉が乾いているように感じ、水分をたくさん飲んでしまう為に尿量が増えてしまう事が考えられます。

 

膀胱の機能不全

糖尿病の影響で膀胱の神経が障害され、膀胱がうまく機能しなくなる事により、夜間頻尿に繋がる恐れがあります。

 

尿路感染症

糖尿病の場合、泌尿器の感染症にもかかりやすくなっています。尿路感染症や膀胱炎 による頻尿も考えられます。

この場合の頻尿は、膀胱や尿道の炎症による刺激で、尿意を感じてしまい何度もトイレに行く症状です。その為、一回当たりの尿の量が少ない・排尿痛がある・残尿感がある などの自覚症状が出てきます。

 

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

寝ている間に呼吸が止まると、胸腔内の圧力が低下します。すると心臓が膨らみ、心臓からの血流が増大します。

その結果、心臓から【利尿ホルモン】が分泌されて、腎臓が睡眠中なのに活発になり、尿の生産が増加します。

心臓への血流が増えると、「血が多すぎるから尿にしないと!」と心臓は認識するようです。

 

 

男性はとくに前立腺周りの疾患が多いです。前立腺の悩みについては当サイトでも詳しくご紹介していますのでご参考になさってください。

 

 

3:生活習慣による頻尿

あなたの生活習慣は頻尿になりやすいかも?!
一度見直してみましょう

  • 冷え性(特に女性)
  • 運動不足による浅い睡眠
  • 睡眠前の水分過剰摂取
  • 睡眠前のアルコール摂取
  • 睡眠前のカフェイン摂取

体質改善のキーワード

  • 体を冷やさない、血流を良くする
  • 利尿作用の強い物は飲まない
  • 良く運動してぐっすり寝れる環境を作る

 

 

まとめ

夜間頻尿の多くは加齢変化によるものです。しかし、歳のせいだと諦めず、ひとつひとつ対策をしていきましょう。危険な病気の早期発見にも繋がります。生活の質を向上させるためにも、頑張りましょう。

また、上記の様に夜間頻尿には病気が潜んでいる場合もあります。症状が重い・改善の兆しが見られない場合は、一度泌尿器科に相談に行く事をお勧めします。

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